9月15日をもって退職なされた蓮爾登戸店の前店長。
独立店となるその名も「ラーメン ゼンゼン(ZENZEN)」を10月中のオープンを目標に準備を進めているとのことだったが、それからちょうど1ヶ月を経過した10月の15日、めでたく開店となった。
ラーメン ゼンゼン(ZENZEN)@ramen_zenzen
保健所の営業許可がおりましたので、10/15(月)の17:30からオープンいたします(予定)。
慣れるまでの間、いろいろ不手際も多いと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
日程に変更などある場合はTwitterでお知らせします。
オープン当日は平日、それも告知されたのが2日前ということもあって「あまり並ばないのでは?」と勝手に想像していたのだが、蓋を開けてみれば80人近くが並んだらしい。
さすがに平日にこの行列には(門限もあって)耐えられないので初日の訪問は断念。
しかしながら、SNSに溢れる見るからに美味しそうなラーメンの画像に居てもたってもいられなくなり、開店2日目の夕方、仕事をサボ早めに切り上げて南武線に乗り込んだ。
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事前に調査していた通り、駅からお店まではほぼ1本道。
レベルの高そうな飲み屋さんが連なっておりこちらにも心惹かれるが、グッとこらえて目当ての場所を目指す。
早足で歩くこと5分ほどで到着
開店10分前で先客は14人ほどと、思っていたよりも少ない。
定刻を10分ほど過ぎて開店。
店内10席に中待ち2席、それ以降は店前の道路の反対側に行列するスタイルのようだ。
(こちらの通りは広さの割に交通量が多く、駅にちかいこともあってひっきりなしに自転車が往来している。広がって待機するのは迷惑ばかりか危険極まりない行為なのでくれぐれも注意しなければならない。)
食券に関してのシステムは不明だが、この日は前の人が購入を終え列に戻ったら次の人が買いに行く、という暗黙の挙動。
さすがにみなさん蓮爾登戸店で鍛えられているのであろう、きちんと1人ずつ入店していたのが面白くもあり、頼もしかったw
おそらく完全な先買いではないので、前の人に聞いてみて未購入であればそのまま待機、というスタイルで良いと思われる。
看板もない外装は殺風景そのものだが、店内はホテルのロビーと見まがうばかりの綺麗さ。
各席の後ろには衣装かけが装備され、椅子の下には籠もあり素晴らしい気遣い。
このような雰囲気でラーメンを食べたことのない中年ジロリアンに緊張するなと言うのが無理というものであろうw
ちなみに蓮爾同様、外観とラーメン以外は撮影禁止である。
ワンオペの店主から、まずは生たまごが渡される。
予想外のカワイイ器に驚き。
確か会津二郎と同じものだったと思う。
1ロット5杯で作られているため、3ロット目の配膳でやってきた待望の小ラーメン。
コールはアブラのみお願いした。
小の麺量は350gとのことで、登戸蓮爾と同程度。
ゴロッと乗った脂は味付けは控えめだが、この量は嬉しい。
ヤサイはモヤシ主体でシャキっとした茹であがり。
臭さは皆無で、固形脂と絡めて食べると極上のヤサイサラダとなる。
いつも通り、ラーメンの前にすっかり食べきってしまった。
今回の訪問でもっとも期待していたスープだが、ほぼ満点回答。
甘しょっぱくかつブタのコクがたまらない流石の出来で、カネシと科調のバランスも秀逸。
慣れ親しんだ後味に思わず笑みがこぼれる。
開店2日目にしてこのクオリティは、感嘆を禁じ得ない。
麺は平太のモッチリしたもの。
例のゴワゴワ極太麺からするとだいぶ細いが、それでも他店と比べると太い。
しかしこの麺、適度な歯ごたえと納得の食べごたえで小生の好みど真ん中なシロモノ。
スープの吸い方も良く、かつオーションの美味しさを存分に堪能できるのが素晴らしさである。
後半はすき焼き風にしていただいたが、個人的にはそのまま食べた方が好み。
それほど、スープとの相性出来が良すぎるのだ。
いつもは多めに感じる350gだが、10分ほどで難なく完食。
突如出現した行列に近隣の方々は興味深々のようで、行き交う方々が続々と店内を覗いたり、写真に撮っていた。
とっつきにくい雰囲気かもしれないが、行列が落ち着いた暁にはぜひとも試してみていただき、行く行くは地元の方々に愛されるお店になっていってほしいと思う。
それにしても、辛いラーメンにエビ、汁なし、つけ麺それにアルコールまであって、豊富なメニューは嬉しい悲鳴。
今後、南武線を途中下車する頻度が高くなりそうだw
ともあれ、開店おめでとうございます。
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