地元駅を始発で出発し、上野駅から宇都宮線に乗り込んだのは午前6時。
無人のグリーン車で上り列車のラッシュを眺めつつ飲む1杯は、背徳感を楽しむには十分なシチュエーションである。
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とはいえ、この日は日帰り予定のため、さすがに全行程を普通列車で移動するのは年齢的にもキツイ。
と、いうわけで途中の那須塩原から新幹線に乗り換え杜の都までワープを敢行。
27度と気温は低めなものの湿度が高く時折小雨が降るという微妙なコンディションの中、駅前のアーケードを店に向けて歩いて向かう。
20分あまりで店前に到着。
まだ開店まで1時間近くあるがすでに数人が並んでいるのを見ると、どうやら早めに来て正解だったようだ。
定刻よりも10分ほど遅れて開店。
これについては賛否両論あるとは思うが、個人的には、お店自ら決めた時間は遵守してほしいと思う。
それでも、開店前に麺量を聞かれたので提供も早いか?と期待していたのだがそんなこともなく。
つけ麺にしたこともあって入店後15分ほどを要した。
小豚ラーメン+つけ麺。
コールはアブラとニンニク少し。
丼を見る限り、女性助手にアブラは忘れられてしまったようだ。
店主によって丁寧に締められた麺はプリプリの食感で最高に美味しい。
このタイプの麺、水で締めると多少はヌメッとしたものを感じるのが常だがそれが一切ないのには恐れ入った。
かなり時間をかけて洗って締めてを繰り返しているのが見えたが、これは見た目以上に負荷のかかる作業なのだろう。
店主の体調との兼ね合いから、「平日の昼、それも不定期での提供」というつけ麺のハードルの高さも致し方ないと納得である。
背脂の塊がプカプカと浮かぶつけ汁は、旧小金井店を彷彿とさせるビジュアル。
酸味が効いたピリ辛テイストもどことなく似ているが、全体的な印象は似て非なるもの。
こちらのつけ麺の特徴でもある魚粉だが、前回と比べると量はかなり多めで思ったよりインパクトが強い。
個人的には、ちょっと味変が楽しめる前回くらいの量でちょうど良いと感じた。
ブタは薄くて大きいバラの部位。
豚入りにしたこともあって5枚、たっぷりと堪能した。
土地柄か、結構ショッパ目な味付けなので後半に食べるには少々キツかったが、嚥下が容易な柔らかさだったのは特筆である。
行列の割に回転が速いと聞いていた仙台店。
噂通り周囲のお客さんの食べるスピードも速く、(つけ麺だったこともあって)小生はロットの最後となってしまった。
さらにロット入替制(?)のためプレッシャーも半端なく、あまり味わって食べることができなかったのが残念である。
総じて不満はない1杯であったが、どうもソフト面で多くの違和感を感じることが多かった今回の訪問。
再訪の際には、スッキリしていることを願いたい。
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