5月初めの連休谷間の平日。
公休設定や有給奨励により文字通りのゴールデンウィークとしている企業も多いようだが、旧態依然とした思考が蔓延りまくっているわが社ではそのような「従業員にとってメリットとなる」施策があろうはずがない。
とはいえ、取引先の多くも稼働していないため文字通りの開店休業状態であったこの日。
勤労意欲などあろうはずもないため「労働者の権利」を堂々と行使し、有効に時間を利用することにした。
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月に1度は訪問したいこちらのお店だが、先月はご無沙汰となってしまったため約2か月ぶりの訪問である。
GWということで凄まじい行列が想定されたのだが、閉店間近の時間帯だったこともあって行列は10人と思ったより少な目。
だが、その直後に一人接続したところで店主が暖簾を仕舞いに出てきて定刻よりも10分ほど早く終了していたところを見ると、やはり普段よりも来客数は多かったものと思われる。
行列の進みは意外と早く、30分ほどで店内へ。
夏日を記録するほどの暑さだったので、店に到着する前から購入する食券は決めていた。
いつも通りスーパードライからスタート。
凍ったグラスで飲む切れ味鋭いビールは小生の好みとは正反対なのだが、どういうわけかこちらのお店で飲むと美味しいから不思議だ。
雰囲気とか気分というのが大事だということがよくわかる現象。
添えられたたっぷりのメンマとチャーシューと合わせて「世界一」と称されるのにも素直に納得してしまうのだ。
最終ロットで提供されたつけ麺(並)+生卵。
誇張ではなく、キラキラと輝くつけ汁と麺丼からは見た目だけで「美味しい」というオーラが伝わってくる。
毎度のお心遣いに感謝しつつ、いただきます。
しっかりとしたコシが強調された、小麦感あふれる麺は相変わらず唯一無二の存在感。
水で締められることで成されるツルツルした食感は、文字通りクセになること請け合いだ。
ここしばらくは動物系よりも魚介系の出汁の方が強い印象のつけ汁。
濃厚そうな見た目だが、酸味と甘みのバランスが良いため意外とスッキリとした口当たりである。
麺と一緒に味わうのが常道だが、そのまま味わうのもなかなか良い。
麺を半分ほど食べたところでブラックペッパーを投入し、生卵と絡めていただくのが小生の好きな食べ方。
卵黄の濃厚なコクとブラックペッパーの刺激、さらには小麦の甘み。
三位一体で味わうと「幸せ」という言葉以外出てこない。
スープ割を頼むことなく完食、そして完飲。
最終ロットだったので、こちらのお店では初めて空席がある中での飲食だったが、閑散とした空気の中ゆっくり味わって食べることができた・・・
と言いたいところだが、「早く食べなくてはいけない」と刷り込まれた長年の習性は悲しきかな。
いつもと変わらぬスピードで平らげ、いつも通り店主の笑顔に見送られながらお店を後にしたのであった。
ごちそうさまでした!
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